生命保険見直し時の注意点②－いつまで保障があるのか？

生命保険の保障期間は非常に重要です。いつまで保障が続くのか、本当に必要な期間の保障があるのかを確認しておく必要があります。

生命保険の加入目的に対して、現在加入している契約の保険期間に過不足がないかなどを確認する必要があります。

生命保険の保険期間について確認すべきポイントを解説します。

１．保険期間（保障期間）はいつまでか？

保険（保障）期間とは、保障が継続する期間です。死亡保険であれば、保険期間（保障期間）中に死亡または所定の高度障害状態になった場合、死亡保険金や高度障害保険金が支払われます。

生命保険には、一生涯の保障が続く「終身タイプ」、一定の期間を保障する「定期タイプ」があります。

「定期タイプ」には、60歳満期や65歳満期などの「歳満期」と保険期間10年や20年などの「年満期」があります。「定期タイプ」に加入している場合には、本当に必要な期間の保障があるのかを確認する必要があります。

生命保険の満期とは、保険（保障）期間が終了することを意味します。保険（保障）期間が終了するので、保障は満期とともになくなります。

具体的には、いつ保険（保障）期間は終了するのでしょうか？それは、契約応当日の前日です。よく、60歳満期や65歳満期などの「歳満期」の定期保険の満期日を65歳の誕生日になる前日まで保障があると勘違いしている方がいますが、それは間違いです。65歳満期の満期日は、65歳になった年の契約応当日の前日です。

例えば、下記の契約例の満期日はいつでしょうか？

≪契約例≫
商品：定期保険
保険期間：65歳満期
被保険者の誕生日：1月1日
契約応当日：2月1日

65歳満期なので、65歳の12月31日（66歳になる1日前）が満期日と勘違いしてしまいそうですが、65歳になって最初に到来する契約応当日（2月1日）の前日が満期日となります。つまり、65歳になった年の1月31日が満期日となります。

保険期間の満了日を勘違いしないようにご注意ください。
参考：生命保険の満期とは？

主契約とは、保険契約の基本となる保障です。一方、特約とは、主契約の保障を充実させるオプションの保障です。

主契約がメインの保障で、特約がオプションの保障となります。生命保険契約は主契約（メイン）と特約（オプション）の組み合わせで構成されています。

主契約と特約の保険期間が異なる場合があります。下記の契約図のように主契約は終身保険で一生涯保障がありますが、定期保険特約は60歳満期というような場合もあります。

下記のような定期保険特約付終身保険（定期付終身保険）の場合、60歳程度までは大きな保障があっても60歳以降は終身保険で500万円程度というケースもあります。

いくらの保障がいつまで（何歳まで）続くのかを確認する必要があります。

定期保険特約付終身保険イメージ図

保険期間10年の定期保険などの更新型の保険に加入している場合には、いつまで更新が可能かを確認する必要があります。一般的に更新型の定期保険は80歳程度まで更新が可能ですが、必要な期間まで更新できない場合には、契約を見直す必要があります。

更新の際には、更新時の年齢で保険料が計算されるので、通常、更新前の保険料に比べて更新後の保険料の方が高くなります。保障が必要な期間、更新すると保険料がどの程度高くなるかも確認しておく必要があります。

いつまで保障が必要なのかを確認することも重要です。生命保険の加入目的には、家族の生活保障や子供の教育費、相続対策などがあります。

例えば、家族の生活保障であれば、子供が成人するまでが保障の必要な１つのポイントとなるでしょう。一定期間、大きな保障が必要であれば、掛け捨て型の定期保険が選択肢となります。

また、相続対策であれば、人はいつ亡くなるか分からないので、満期がある定期保険や養老保険ではなく、一生涯保障が続く終身保険を活用する方がいいでしょう。

上記の通り、生命保険の加入目的によって加入すべき保険の種類が異なります。生命保険の加入目的は何か？そして、現在加入している生命保険でその目的が達成されるかをご確認ください。

保険期間はどのような保障内容なのかと同様に、いつまで保障があるのかという重要な項目です。ご自身が必要と考える期間の保障が確保されているかを確認することが重要です。

・現在加入している生命保険は、いつまで保障があるのか？
・いつまで保障が必要なのか？（生命保険の加入目的は？）

上記のポイントを確認し、生命保険の見直しの必要性をご確認ください。

今、加入している生命保険が、どのような保障内容になっているか確認してもらいたい、見直し方をアドバイスして欲しいが、誰に相談していいか分からないという方はこちらからどうぞ。
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